(感想)
前巻で攫われた湊。
目が覚めるとそこは見知らぬ世界で…
「薔薇」の湊
普通「薔薇」は1人の吸血鬼にしか適合しないらしいけど
まれに「福音の薔薇」っていうどの吸血鬼にも適合できる「薔薇」が存在する。
それが湊。
なので従弟は無理やり湊と契約(吸血鬼の体液を体の中に入れる)を
結ぼうとするのですが勿論アンリが助けに来ます。
ですがすでに仮契約まですんでいて…
そのままアンリが本契約を結んで湊を自分のものにしてもよかったのに
湊の気持ちを考えるとそれができない。
本契約を結ぶということは、湊はその若さのまま自分と同じ寿命を持つことになる。
だけど湊には守りたい家族もいる。
そんな湊のことを考えた末、自分も諦めることに。
でもそのまま湊を開放すると、他の吸血鬼に無理やり本契約をかわされてしまうので
力の強い叔父さんに頼んで湊に守りを与えてもらった。
自分は別の薔薇を見つけて契約するという約束付きで。
本当はそんな生き方なんてしたくなかったはずなのに
湊のために自分の気持ちは我慢なアンリ。
だけど湊を忘れられないアンリ。
他の薔薇を探すけれど契約できず、血すら飲んでいない。
だけどそれは湊も同じで…
最終的に本契約は湊の気持ちが落ち着くまで待つということで
とりあえずは、めでたしです。
そしてショートで小説が入ってました。
本契約はしてないけれども「薔薇」の血を飲むとそれはもう…
最後まではしないけれどアンリが湊に求めたこととは?!
性に関して初心な湊はそれが恥ずかしくって…
だけどアンリがそれを望む理由は性欲だけのためではなくて。
本契約が結べないので少しでも自分の仮契約を強いものにしたいだけ。
直にその気持ちを言えばいいのに…
イジイジするなぁ(^^;)
- 感想投稿日 : 2014年2月11日
- 読了日 : 2014年2月11日
- 本棚登録日 : 2014年2月9日
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