境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書 お 6-1)

著者 :
  • 幻冬舎 (2009年5月27日発売)
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感想 : 81
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泣きたい気持ちとごめんなさいの気持ちでいっぱいだ

自分の取扱い説明書をやっとやっと得たような感じ。まるで料理のレシピみたいにその通りにいまの自分がつくられてる。

「境界性パーソナリティ障害は、自己を確立するための産みの苦しみが、難産になったようなものである。…けれども、生まれることが自然なプロセスであるように、境界性パーソナリティ障害も、早晩落ち着き、回復を遂げることが自然な経過なのである。…どんなにつらいことがあろうと、とにかく生き続けさえすれば、それは必ず克服され、本来の自分にたどり着いていく。」

支える人に向けて書かれているけれど、当事者側、思い当たる側も必読な本だと思う。
・自分の特性を理解すること、自分をコントロールする術を知ること
・一旦「過去の自分が死ぬ」というフェーズを経ること
・生活習慣を整え、規則正しい生活を送ること
・自分史をつくり、過去の自分と現在の自分を統合させること

わたしは、これを乗り越えて、生きて生きたいと強く思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年2月2日
読了日 : 2018年2月2日
本棚登録日 : 2018年1月24日

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