しないことリスト

著者 :
  • 大和書房 (2015年12月19日発売)
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《「しなきゃいけないこと」に追いかけられずに心に余裕を持って生きていくには、どうしたらいいのだろうか。
結局、自分の頭で「それは本当に必要なのか」を一つ一つ考えていくしかない。
評価基準を自分の外に置いている限り、他人に焦らされるのは避けられないからだ。

1. 他人や世間で行動を決めるのではなく、自分なりの価値観を持つこと
2. 他人や世間のペースに無理に付いていこうとせず、自分のペースを把握すること

この二つのポイントが大切だ。》

「独占しない」
《僕が何か新しいことを始めるとき、気をつけていることが二つある。それは「自分のやりたいことを自分のペースでやる」ということと「ゆるく外に開いておく」ということだ。》

「デジタルにしない」
《ただ知っているだけじゃなくて、その知識や情報を自分の血肉のようにして、自由自在に使いこなせるようになりたいときは紙の本で読む。何か身につけたいこととか、何か深く考えたいことは、紙とペンを使って書きながら覚えたり考えたりしていく。》

「人生をラクにする 期待しないリスト」
《ただ、自分一人の頭の中で理想や思い込みを膨らませすぎると、理想と現実のギャップで苦しくなる。
だから、できるだけ正確に現実を認識して、妄想を膨らませすぎないようにしよう、ということだ。》

「何かのためにしない」
《人生ではときどき「今を犠牲にして先のためにがんばる」というのが必要なときもあるけど、基本はコンサマトリー(何かの目的のためにそれをするのではなくそれ自体を楽しむ)的に生きるのが幸せに生きるコツだ。》

「最後まで我慢しない」
《一人でふらふらと会場の周辺を散歩したり、コンビニで雑誌を立ち読みしたり、缶コーヒーを買って公園で一服したりして、またイベントに出る気力が回復したら会場に戻る、という感じだ。
飲み会を抜け出して繁華街で道端に座って、微妙に酔った頭で通行人を眺め続けるのも妙に楽しい。
(…)何かをサボって別のことをするのはそれだけで楽しさが増すものだ。
ちょっと気分転換してからイベントに戻ると、また新鮮な気持ちで人と話せる。》

《「なんかビミョー」と思ったら、早めに抜け出そう。
他人のペースに合わせる必要はない。惰性に流されず、自分に必要な部分だけつまみ食いするようにしよう。》

「突き詰めない」
《どんな素晴らしい思想でも、原理主義は行き詰まりやすい。》

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年2月10日
読了日 : 2020年2月10日
本棚登録日 : 2020年2月9日

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