食堂のおばちゃんシリーズ第8弾。
山口さんのシリーズものは本当に刊行ペースが早い! ついこの間読んだと思ったらもう新作が! ありがたいことです。
コロナ禍真っ只中、飲食店は時短営業や自粛生活の等の影響をもろに受けて大変だった。そんなニュースを見聞きして、はじめ食堂は大丈夫か…なんてリアルに心配してしまった。それくらい、行ったこともないのに自分の馴染みの店、みたいな存在になっている(笑)。
今作ではしっかりコロナの時事問題にも触れていたけど、はじめ食堂にはそこまで大きな影響はなく、無事に日々を過ごしていて安心した。
それにしても最初は康平さんの婚カツ話でほのぼのしていたのに、ラストでは後藤さんが亡くなって…。まさかの展開に思わず涙が溢れそうになった。
でも一子さんが後藤さんの娘さんにかけた言葉でハッとなった。
一人で死んだからって、可哀想ではない…。
確かにそうだなぁ。後藤さん、確かに毎日幸せに過ごしてたもんなぁ。
やはり一子さんの言葉は素敵。
次のお話では康平さんたちに何か進展はあるのかな? そちらも楽しみに待ちたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2020年読了
- 感想投稿日 : 2020年10月1日
- 読了日 : 2020年10月1日
- 本棚登録日 : 2020年10月1日
みんなの感想をみる