10年ほど前だが、トレジャーボートの免許を取得したので、何度も東京湾に繰り出した。たった6人乗りのボートでも、波に向かって当たる角度を計算して乗りこなさないと転覆のリスクがあり、苦労した覚えがある。スピードに乗って真正面で飛び込むと、ものすごい衝撃が。本書のストーリーはともかくとして、嵐の中での大型の船舶をコントロールする、その緊張感がたまらなかった。
大型客船の優雅さと対比される貨物船の船内。
大胆なシナリオの中に、親子の関係が持ち込まれているが、こちらは船にまつわる記述と比べ、その関係が十分描かれているとは思えなかった。その人間関係模様がもう少し考え込まれていたらもう一つ★を出せたかと。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和小説
- 感想投稿日 : 2014年6月9日
- 読了日 : 2014年6月4日
- 本棚登録日 : 2014年6月9日
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