([み]1-2)黄金の丘で君と転げまわりたいのだ (ポプラ文庫 み 1-2)

  • ポプラ社 (2015年10月2日発売)
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感想 : 22
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いったい誰が、ワインの入門書を読んで「電車の中で読むと危険レベル」ぐらい笑うことを予想するというのでしょう。比較的あかるいお酒の私がワインを飲みながら読んだのだから、若干わらい上戸になっていた感は否めませんが、酔っぱらっていなくともゲラゲラ笑っていたはず。

ソムリエールに教えを仰ぐのは、著者を含むアルコール大好きの5名。別に好きで教えてもらうわけではない。単に企画に乗るだけ。だってみんな、酒呑めりゃいい人で、ワインについて詳しくなろうなんて気は毛頭ありません。テイスティングだというのにガバガバ飲んで、毎度へべれけ。ワインそのものよりも、つくり手の顔が好みかどうかで盛り上がり、交わす会話は無責任このうえないのです。表現する言葉も、おっちゃんの頭のにおいとか、ばあちゃんの箪笥のにおいとか、先生唖然。それでもきちんと成長しているのが素敵。

グラスを出すのが面倒で(というよりも、また飲んでることがダンナにバレないようにするため←バレてるに決まっとる(^^;)マグカップでワインを飲むことがありましたが、これからは必ずちゃんとグラスで飲むようにします。酔っぱらい、万歳!

ちなみに、「パリ試飲事件」についてはこの映画を観れば面白いかと。
映画『ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡』の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/e1d9741bd017ec6dc5cd4b805ec834dd

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 既読(2018年)
感想投稿日 : 2018年7月3日
読了日 : 2018年7月3日
本棚登録日 : 2018年7月3日

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