S&Mシリーズ3作目。
相変わらず面白い。
何度読んでも面白い。
今作は1作目のように天才が出てくる。
天才数学者との会話がまた知的で楽しい。
共通しているのは
1作目の天才真賀田博士も
今作の天才天王寺博士も
会話の無駄を徹底的に省く。
天王寺博士の「不定だ」発言連発が爽快。
今作はS&Mの最後のやりとりも良い。
完全にラブストーリー。
事件のトリックより何より
萌絵からの難題に気づいて、
一番真剣に取り組む犀川がまた好きになった。
でも実は犀川助教授のクリスマスに対する考え方が
一番印象的。
私の中で犀川と言ったら、これというくらい。
「十二月二十五日だから、1、2、2、5の数を
全部足すとちょうど10になる、
というくらいの印象しかない。」
まず足してみようと思わない…
と、初めて読んだときの衝撃が忘れられない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年12月8日
- 読了日 : 2023年12月7日
- 本棚登録日 : 2023年12月7日
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