白い巨塔〈第3巻〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年11月20日発売)
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前半のドイツ訪問時のアウシュビッツ見学の際に、主人公が感じた凄惨さと、後半での受け持ち患者の死に至る経過の中での自身の感情が、同一人物かと思われるほどの差を見せます。利害関係が発生した時の自己防衛、自己を正当化し保身に走る心理は分からなくもありません。原告側の人々の心理と、真実を追究する姿勢の対比が素晴らしいと思いました。裁判での唐木教授の証言にも心打たれました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年12月27日
読了日 : 2018年12月27日
本棚登録日 : 2018年12月27日

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