“何もかもぬれそぼっているのに、わたしののどはからからだ。雨粒をなめると、舌がしびれた。
「飲んじゃだめだよ、今は」
コウちゃんはひざに埋めていた顔を上げた。シャツより青い顔をしている。
「コウちゃん」
するとコウちゃんは、「よるな」というように手をふって、顔をそむけた。
「ごめん、少しほっといて」”[P.24]
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- 感想投稿日 : 2014年7月17日
- 読了日 : 2014年7月17日
- 本棚登録日 : 2014年7月17日
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