”核”を求めた日本 被爆国の知られざる真実

  • 光文社 (2012年1月18日発売)
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感想 : 6
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”核”というと、まず頭に思い浮かべるのは原子力発電、福島原発のこと。それは2011年3月11日があったから…
もちろんヒロシマ・ナガサキに原爆投下があったという歴史的知識ももちろん強くある。
しかし、本書で一番のテーマとされている核拡散防止条約や核の傘など、軍事的核兵器に関する日本の裏事情については、恥ずかしながらほとんど知らなかった。民主党政権になって、この問題を取り上げていたことすらはっきりとは覚えていなかったし。
唯一の被爆国である日本。その一国民として、今まで無関心に生きてきたことを反省するとともに、国(政治)の動きをもっとしっかり見ていかなければいけないと思った。

最終章、被爆者の谷口さんの言葉では思わず涙してしまった。忘れてはいけない。一人一人が真摯に向かい合って、考え、意思を持たなければいけない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドキュメント
感想投稿日 : 2012年10月28日
読了日 : 2012年10月26日
本棚登録日 : 2012年10月23日

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