シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱 (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA タ 11-4)
- 早川書房 (2016年12月20日発売)
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感想 : 71件
私はシャーロキアンではないし、シャーロック・ホームズの作品は小学生の時に児童向けの本で少し読んだだけで、『緋色の研究』の内容も知りません。
そんな私にも、肩の力を抜いて(むしろ脱力しながら)読めて、とても面白かったです。
まず、設定がぶっ飛んでます。
舞台はロンドンオリンピックが終わった2012年のロンドン。ホームズ、ワトソンの他、主要人物は皆んな女性で、ミセス・ハドソンは電脳家政婦という設定。
そして、タイトルの『緋色の憂鬱』も、この設定ならでは!と唸ってしまいました。
殺害方法にびっくりでしたが、シャーリーやジョーなど登場人物の言動が面白かったです。
ジョー・ワトソンの過去が気になるし、事件の3年後に一体何があったのか。本当に気になることだらけです。
続編が出版されているので読むつもりです。
本家のコナン・ドイル作『緋色の研究』も読んでみたくなりました。
【おまけ】
この本、装丁がとても美しいです。文庫本で背表紙まで表紙のデザインに合わせている本は珍しいですね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年4月15日
- 読了日 : 2020年4月14日
- 本棚登録日 : 2020年3月21日
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