僕らのご飯は明日で待ってる

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  • 幻冬舎 (2012年4月25日発売)
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感想 : 408

体育祭の種目を決めていた教室からぼんやり窓の外を眺めていた葉山はミラクルリレーの米袋ジャンプに「葉山君暗いからペアになるのみんな嫌がって体育委員だから仕方なく」と歯に衣着せぬ上村との男女ペアで練習。高校入学以来1人で本を読んでいた葉山だがー

◆瀬尾さん久ー々。確かこれ映画やるんだよな、と思って読んだけど主人公2人がどっちも独特すぎてイマイチ入れなかった。

でも。優秀な兄貴が闘病中の葛藤、そこはすごくキュウとなった。

「産婦人科って妊娠してる人だけが来るんじゃないんだから、もっと誰の心も揺さぶらないものを置くべきだよ。会社四季報とか鉄道ファンとか」「だけど株で大失敗した人が来るかもしれないし、鉄道マニアのだんなと離婚調停中の人だっているかもしれない。誰の心も揺さぶらないものなんてないからなあ」←どちらにも激しく同意。

産婦人科って一括りにされてるけど、本当に分けるべきだと思ってた。誰もが幸せな出産のために来院するんじゃないんだから。誰の心も揺さぶらないものはないから置く雑誌にとやかく言わないけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年2月20日
読了日 : 2017年2月8日
本棚登録日 : 2017年2月20日

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