無花果とムーン

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年10月20日発売)
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本棚登録 : 1347
感想 : 188

表紙に惹かれて手に取ったけど、読み始めたら物語にどんどん引き込まれていってあっという間に読み終わってしまった。主人公の月夜にイライラしてしまうところもあったけど、月夜と同化?できる文章で物語が書かれていたから、不思議な感じで面白くてスラスラ読めた。月夜の秘密は想像通りだったけど、奈落が見た最後の夢が切なすぎて涙がポロリ。
とにかく密と月夜の関係性がすごく好き。密と約のも。お父さんも兄貴もお兄ちゃんもイチゴ先輩も高梨先輩も約も好き。個性的な人たちがいっぱい。
ハッピー・エンドゥとか苺苺苺苺苺とか所々笑える要素もあった。死と向き合って認めて、終わりがはじまり。桜庭一樹の他の作品も読みたくなった。(2023.8.)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月12日
読了日 : 2024年2月12日
本棚登録日 : 2024年2月12日

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