太宰のオマージュ作品。作者も編集後記で言及しているように、この小説は太宰の作品の中から「ヘンテコであること」「愉快であること」に主眼を置いて選別されたもの。太宰というと暗いイメージが強いが、この小説では所謂太宰らしい作品は掲載されていない。リズミカルな文章に堅実な構成。特に、これまで太宰を苦手としていた読者に固定観念は捨てて素直に楽しんで欲しい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年5月31日
- 読了日 : 2011年5月28日
- 本棚登録日 : 2012年5月28日
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