大きくなる日

著者 :
  • 集英社 (2016年4月5日発売)
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感想 : 32

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「おれのおばさん」シリーズの佐川光晴が贈る、最新作。
四人家族の横山家の歩みを、周辺の人々の姿を交え描いた九つの連作短編。

横山家の長男・太二を、保育士の星野先生が温かく見守る(ぼくのなまえ)。
太二の小学校同級生で一人っ子の健人が、祖母の病気を契機に、家族について考える(お兄ちゃんになりたい)。
子供の運動会に参加したフィリピン出身の母親が、文化の違いに戸惑う(水筒の中はコーラ)。
念願の私立中高一貫校に入学した太二の姉・弓子が、急速に学習意欲を失った理由(もっと勉強がしたい)。
少年サッカーチームのコーチを引き受けた川村家の父親が思わぬ苦境に立つ(どっちも勇気)。
保育士の満里子から見た、変わり行く保育の現場(保育士の仕事)。
中学テニス部での人間関係のもつれを、太二が思わぬ形で解決する(四本のラケット)。
太二に恋する良子が、改めて亡き母の事を思う(本当の気持ち)。
夫の転職で多忙を極める横山仁美が味わう、太二の中学卒業前の一騒動(みんな笑顔)。

親、保育士、先生等々、子供たちの成長に関わるすべての人に読んで欲しい感動作です。(出版社HPより)

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カテゴリ: ★岐阜 2023年 将来どんな仕事がしたい?
感想投稿日 : 2023年3月23日
本棚登録日 : 2023年3月23日

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