あしながおじさん (新潮文庫)

  • 新潮社 (1954年12月28日発売)
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本棚登録 : 1920
感想 : 246
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夫の実家の本棚にあったもの。金井美恵子の『お勝手太平記』で、この作品の中のバラの花束について触れられていたことから読みたくなる。偶然?いや金井美恵子は同じ書簡体小説であることを絶対わかって触れたはず。

食わず嫌いのとはこのこと!あまりに有名で今更という気持ちで手に取らなかったけれど、いやこんなに夢中で読んでしまうとは!多くの魅力があるけれども、やはり一番は一方通行の書簡体だという点ではないだろうか。何を書き、何を書かないかを巡る想像を掻き立てられ、そして自分の気持ちを人に伝えるという中で言葉が自然と選び抜かれることに不自然さがない。
そして、この時代のアメリカの上流階級の暮らしも1つの魅力でした。ジュディの描いた線描画も何とも言えない味。
他の翻訳も読んでみたくなりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年8月14日
読了日 : 2018年8月14日
本棚登録日 : 2018年8月14日

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