真田太平記(七)関ケ原 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1987年12月23日発売)
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感想 : 71
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ついに又五郎が逝ってしまった。関ヶ原の表の武将たちの生死よりも、草の者達の命をかけた戦場における疾走感がたまらなく面白く、それだけに散った事が悲しかったです。秀忠を進軍させなかった真田親子はさすがでした。追い返した小松殿、決戦覚悟で庇う岳父 忠勝。石田三成は戦いに向かないにも程がある。負けるべくして負けたの感が否めない。小早川秀秋はどうぞ冷ややかな目で見られ続けてください、と思う。それぞれの武将に感じることが多々あった巻。面白すぎました。この後、これ以上面白くなるのかしら?と思いつつ次巻へ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2024年1月28日
読了日 : 2024年1月28日
本棚登録日 : 2024年1月28日

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