本書を「贈与」の情緒的な側面ばかりイメージして読み進めると、日本の中世の人々のドライで功利的な姿に驚かされ、現代人の「常識」は破壊されることになります。「過去が現在よりもつねに素朴だと思うのは、過去にたいする見くびりであり、現代人の傲慢である」ことに気付かされるでしょう。
(選定年度:2018~)
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東工大立志プロジェクト:書評のための課題図書
- 感想投稿日 : 2020年1月9日
- 本棚登録日 : 2020年1月9日
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