フランスの小さな町で墓地の管理人をしているヴィオレット。墓地にある管理人小屋で一人生活をし、墓地に訪れる人たちや、神父や墓掘人たちと静かな日々を送っている。そこにある男性が現れてからヴィオレットの日常に変化があって、過去の出来事が語られていく。なぜ墓地の管理人になったのか、過去に何があったのか。その出来事ひとつひとつの大きさ、衝撃がヴィオレットの喪失の深さを表している。過去に生きていたヴィオレットが少しずつ再生していく、生の喜びをまた見出していく過程が素晴らしい。
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- 感想投稿日 : 2023年5月31日
- 読了日 : 2023年5月31日
- 本棚登録日 : 2023年5月31日
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