デッドエンドの思い出

  • 文藝春秋 (2003年7月26日発売)
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感想 : 456
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むかし、本当に昔。10代とかその辺だった。よしもとばななさんの本を読んだけど、ありふれた日常という感じで何もピンとこなかった。しかし、それから20年の歳月を経てもう一度読んだ。

こころの片隅にあるトゲや、見ないふりしてきた汚れをこうやってお話にしてくれている。普段言葉にできないモヤモヤを小説で代わりに語ってくれているようだった。

男の子と女の子のお話がメインの短編集だった。
のび太とドラえもんのような関係は本当に羨ましいと思う。ちゃんとぶつかって、仲直りして、一緒にいると安心して、、、。

男女(※ごめんね、これは男-男や女-女の恋愛でもなく男-女なの)が一緒にいるうえで、大事なことをそっと教えてくれた気がした。そして、これから私が下す決断にも影響するのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月26日
読了日 : 2023年3月26日
本棚登録日 : 2023年3月26日

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