25歳の補習授業―学校で教わらなかったこれからいちばん大切なこと

  • 小学館 (2009年10月1日発売)
3.51
  • (16)
  • (47)
  • (61)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 516
感想 : 69

世間の荒波にもまれる社会人になりたての年代を対象に、各ジャンルの知識人たち7名の語りを授業形式にまとめたもの。
『16歳の教科書』の続編のようなタイトルになっています。

そうそうたる面子の教授陣が、教科書には載っていない考え方や生き方を教えてくれる、読みがいのある内容。写真が多用されており、読みやすさもあります。

-------------------------------------------------
人間を自由にしてくれるのは「ずっと好きだったもの」(福岡伸一先生)

人間は、社会の中に自分の居場所があることを認識して、初めて生きがいを感じることができる。(池上彰先生)

会社ありきで仕事を考えない。自分の価値観を乱し、それに沿って柔軟に生きる。(姜尚中先生)

人生はそれぞれの人の作品。「修行」の感覚を取り戻す。(養老孟司先生)

たけしさんはもともと数学者になりたかったから、漫才やコメディアンや映画監督は言ってみれば第二志望の人生(太田光先生)

反省こそが人を成長させる。その手段は日記。日記を書かない人は成長し兄。(渡邉美樹先生)
-------------------------------------------------

などといった、先生方の暖かい言葉に勇気づけられます。
一人一人のページがもっと
25歳という年齢に縛られず、勉強中の学生ももっと上の年代の人も読める内容になっています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思想・人生論・伝記
感想投稿日 : 2019年2月1日
読了日 : 2019年2月1日
本棚登録日 : 2019年2月1日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする