世間の荒波にもまれる社会人になりたての年代を対象に、各ジャンルの知識人たち7名の語りを授業形式にまとめたもの。
『16歳の教科書』の続編のようなタイトルになっています。
そうそうたる面子の教授陣が、教科書には載っていない考え方や生き方を教えてくれる、読みがいのある内容。写真が多用されており、読みやすさもあります。
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人間を自由にしてくれるのは「ずっと好きだったもの」(福岡伸一先生)
人間は、社会の中に自分の居場所があることを認識して、初めて生きがいを感じることができる。(池上彰先生)
会社ありきで仕事を考えない。自分の価値観を乱し、それに沿って柔軟に生きる。(姜尚中先生)
人生はそれぞれの人の作品。「修行」の感覚を取り戻す。(養老孟司先生)
たけしさんはもともと数学者になりたかったから、漫才やコメディアンや映画監督は言ってみれば第二志望の人生(太田光先生)
反省こそが人を成長させる。その手段は日記。日記を書かない人は成長し兄。(渡邉美樹先生)
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などといった、先生方の暖かい言葉に勇気づけられます。
一人一人のページがもっと
25歳という年齢に縛られず、勉強中の学生ももっと上の年代の人も読める内容になっています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
思想・人生論・伝記
- 感想投稿日 : 2019年2月1日
- 読了日 : 2019年2月1日
- 本棚登録日 : 2019年2月1日
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