家のロマンス

著者 :
  • 新潮社 (2006年11月29日発売)
2.78
  • (0)
  • (3)
  • (14)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 45
感想 : 11
4

<あらすじ>
 第一部は祖母ミヤの話。明治生まれのミヤは7人の子を産み、戦前から住み始めたこの屋敷でほとんどの時間を過ごした。死の床で孫娘の到着を待ちながら人生を振り返る。
 第二部は孫娘ヨシノの話。大家族に囲まれて屋敷で成長した彼女は、家を振り切るように北の大学へ進学した。祖母の死からその後の“家”の末路を見つめる。

<ひとことコメント>
 登場人物の名前こそ違いますが「佐智シリーズ」の一つと考えて良いのでしょう。時代は第一部が『夢の壁』から『苺畑よ永遠に』の途中まで。第二部がそれ以降。
『読売新聞』(2006年12月19日付)にインタビュー記事、『波』2006年12月号に梨木香歩さんの書評、月刊『新刊展望』2007年1月号にインタビュー記事があります。
 今更ですが、劇作家の叔父は加藤道夫氏、その妻は加藤治子氏ですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 加藤幸子(KATO, Yukiko)
感想投稿日 : 2011年6月18日
読了日 : 2007年1月29日
本棚登録日 : 2011年6月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする