<あらすじ>
第一部は祖母ミヤの話。明治生まれのミヤは7人の子を産み、戦前から住み始めたこの屋敷でほとんどの時間を過ごした。死の床で孫娘の到着を待ちながら人生を振り返る。
第二部は孫娘ヨシノの話。大家族に囲まれて屋敷で成長した彼女は、家を振り切るように北の大学へ進学した。祖母の死からその後の“家”の末路を見つめる。
<ひとことコメント>
登場人物の名前こそ違いますが「佐智シリーズ」の一つと考えて良いのでしょう。時代は第一部が『夢の壁』から『苺畑よ永遠に』の途中まで。第二部がそれ以降。
『読売新聞』(2006年12月19日付)にインタビュー記事、『波』2006年12月号に梨木香歩さんの書評、月刊『新刊展望』2007年1月号にインタビュー記事があります。
今更ですが、劇作家の叔父は加藤道夫氏、その妻は加藤治子氏ですね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
加藤幸子(KATO, Yukiko)
- 感想投稿日 : 2011年6月18日
- 読了日 : 2007年1月29日
- 本棚登録日 : 2011年6月18日
みんなの感想をみる