かなり久しぶりの再読。日本語に対する鋭敏な感覚で、言葉のなりたちを分析していく。「かすか」と「ほのか」の違い等、なんとなく違うと感じつつ自分で言語化できなかったことをうまく説明されると爽快感がある。
大野晋は学者としては結構癖のある人らしいけれども、言葉への感覚は一流だなと感じる。随筆として楽しみに、あるいは学問する人ならとっかかりとして読むのがよさそう。
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- 感想投稿日 : 2018年6月3日
- 読了日 : 2018年6月1日
- 本棚登録日 : 2018年6月2日
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