検察捜査/中嶋博行:第40回大賞受賞。1994年
リーガルミステリ。検察と弁護士は違う、らしい。転勤できないから弁護士になった作者が書く。
65歳過ぎにしてまだまだ出世意欲まんまんの西垣が殺された。手の骨すべて折られ、最終的には首の骨折られ。怨恨?
捜査するは、横浜検察庁の岩崎。なんども「長い脚を組み替えた」って記載がある若い女。事務官の伊藤とデキてる。車で送らせて、今日は泊っていって、今日はコーヒーだけ、と意のまま。元祖アッシーくん。
お偉方の望む方向に進んで捜査していった岩崎。地元警察とも連携し。
結局、検察のお偉方が、サディストに指示して邪魔者を消していったというオチ。サディストったら、名前すらなし。
検察には、検察の問題点がある。それを浮き彫りにしたかったらしい。どこにでも問題点や深い闇はある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
江戸川乱歩賞
- 感想投稿日 : 2018年10月1日
- 読了日 : 2018年10月15日
- 本棚登録日 : 2018年10月1日
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