ヘルマン・ヘッセ。M.デュラス。マーク・トウェイン。ヘミングウェイ。19世紀末〜20世紀半ばほどの欧米作家の家と作家の生涯を印象的な写真とともに綴る。多くの作家がノーベル賞受賞者であっても、その生涯は決して栄光と幸せに彩られたものではない。精魂こめて作り上げた家、安らぎの場であったはずの家、それでもどこか物悲しい印象がぬぐえないのはそのためか。日常の脱却のために本を眺める人には最適の一冊である。本棚に大事において、ときどきそっとめくってみたくなるに違いない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2009年5月12日
- 読了日 : 2009年5月12日
- 本棚登録日 : 2009年5月12日
みんなの感想をみる