連続不審死事件の容疑者”梶井真奈子”を取材する女性記者”里佳”が主人公。梶井と関わり、翻弄されていく姿が描かれている。実際に起きた事件をヒントに作り上げられたフィクション。
複数のテーマが絡み合っていて、感想を書くのが難しい。とにかく食べ物が美味しそうで、文章に引き込まれました。食感や香りまで丁寧に書かれていて、思わず喉がごくり。
里佳は取材を通して、それまで避けてきた自分の問題と向き合い結論を出していきます。
自分と向き合える強さや、自分の弱い部分を親しい人にさらけ出せる強さ。この強さが有るか無いかが、里佳と、梶井や被害者達との違いなのかな。という感想を持ちました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年1月25日
- 読了日 : 2021年1月24日
- 本棚登録日 : 2020年1月31日
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