重力と恩寵 (ちくま学芸文庫 ウ 5-1)

  • 筑摩書房 (1995年12月7日発売)
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感想 : 48
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2023/3/5(3回目)
「苦しみがなくなるようにとか、苦しみが少なくなるようにとか求めないこと。そうではなく、苦しみ によって損なわれないようにと求めること」辛くて苦しんでいたときに恩師から言われた言葉
「どうか、わたしは消えて行けますように。今わたしに見られているものが、もはやわたしに見られ るものではなくなることによって、完全に美しくなれますように」この世には究極的な言葉、といったものが存在すると思うが、これはその一つ 本当に眩しくて透きとおっていて信じられないほど美しくて悲しい
「知性は(中略)鋭敏で、尖鋭で、正確で、厳密で、酷薄でなくてはならない」恩師によく似合う言葉
「泣いてはならない、慰めを受けたりしないように」いつもこの言葉を思い出して生きていきたい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年3月14日
読了日 : 2023年3月13日
本棚登録日 : 2023年3月13日

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