読み終わった時の一番の感想は「長かった」でした。
著者の教育に対する熱い思いや歴史を、さまざまな世代を通して書きつづっているからそうなったと思いますが、教育の問題は解決していないので、重いから長く感じてしまいました。
でも、最後に吾郎のパーティーでの謝辞の中で、この本の題名の由来である「常に何かが欠けている三日月。教育も自分と同様、そのようなものであるかもしれない。欠けている自覚があればこそ、人は満ちよう、満ちようと研鑽を積むのかもしれない」という言葉には重みがありました。
自分に満足してしまえが、人間は横柄になり、成長しようという気持ちを忘れてしまいます。
私自身も「みかづき」であるという事を忘れずに生きて行けれたら素晴らしいし、そうありたいと思います。
長さで疲れて、☆3になりましたが、最後は☆5に近い感想でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
森絵都
- 感想投稿日 : 2017年5月20日
- 読了日 : 2017年5月20日
- 本棚登録日 : 2017年5月20日
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