検事失格 (新潮文庫 い 120-1)

著者 :
  • 新潮社 (2015年1月28日発売)
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感想 : 6
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特捜の本はいくつか読んだけど、地方検事の本を読んだのは初めてだと思う
この事件は知ってる人もいるだろうけど、わたしは知らなかった
今日の出来事では当時取り上げられてたらしいが。。

エリート検事ではないが、これが検事の日常だと思う
大阪地検の証拠捏造の事件はどの人にとっても記憶に新しいし、証拠捏造や被疑者に有利な証拠が証拠採用されないことなんて日常的に発生している
検察組織の中にいれば、正義を貫いているつもりでも人間としてはどうなのだろう
このケースでは最終的に無罪になったが、裁判中の被疑者とされた方にとって人生の時間を余計なことに取られたことになる

TVドラマなどでしか知らない検察について、少しでも知って欲しい
HEROのような検察組織はいない
もし司法の世界に行こうと思っているなら、この本を読んでから入って欲しいと思う

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年4月9日
読了日 : 2015年3月7日
本棚登録日 : 2015年2月8日

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