まず、マンガは面白い。異世界転生もの、なろう系、というと面白いけどちょっと下に見る人もいる新しい比較的新しいジャンルだ。
この転スラのマンガ版は、そうした新しい楽しさに対して、伝統的なマンガ編集技術を存分に投入して、一段高いエンタメになっている。
読むと、ページが短く感じる。面白いからというのもあるが、これは複雑な設定の作品を見事な構成と演出で作品化している技術だ。
秀逸だと思ったのは、単行本特典(多分?)になる、主人公体内にいるヴェルドラによる、主人公周りの行動述懐だ。これは、作品を楽しむ意味でも理解する意味でも2度美味しくて、発明ともいえるんじゃないかと思う。
ナルトにとっても九尾もこんな感じに出来たと思うけども、イフリートの存在ともども、大発明なんじゃないかと。
ともかく、大人が新しいジャンルに本気出した感があって、そういう意味でも面白い。
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- 感想投稿日 : 2018年10月27日
- 本棚登録日 : 2018年10月27日
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