少しタイムラグがありますが、
セカンドウィンド2を読了しました。
自転車の魅力に取り付かれ、
走ることの楽しさや喜び、勝負の味をしめた1巻とは異なり、
スランプに陥ったり、思春期ならではの悩みが渦巻く2巻。
競争社会の中で生きていくことの大変さや苦しさ、
自分自身で選択をすることの責任の重さ、
中学という小さな社会の中でも、様々な重みは同じなんだな、と思えます。
各人物が自分と向き合う過程は、
今後、競技を極める中できっとプラスになるであろう。
競技よりも、メンタル部分や内面の変化が描かれているので
レースや難所に挑む展開を期待していた人には
ちょっぴり期待はずれな内容になるかもしれません。
主人公にとって、2巻で味わった思いが次の巻で花咲けばいいと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
川西蘭
- 感想投稿日 : 2010年12月16日
- 読了日 : 2010年12月9日
- 本棚登録日 : 2010年12月16日
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