将棋は弱いけど、将棋指しは大好きな自分が、ここ数年ずっと気になっていた、「ソフト対棋士」について、一流の棋士たちにインタビューした本。
それこそ、羽生と渡辺という二大巨頭から若手のホープ、古豪、中堅の棋士たちが、ソフトへの思いを好悪それぞれの立場で語っている。
ソフトを肯定し、活用するどころか、強くなるためには人間同士の将棋は必要ないとまで言い切る者もいれば、ソフトを使用したうえで、それに頼らずに自らの力を高めようとする者、愛憎半ばの者など、一般人が見ても非常に興味深かった。
今後、棋士がどのような存在になっていくのか、ということについても考えさせられた。
自分としては、人間同士の将棋に興味があるし、棋士の人間的な魅力が一番なのだけど……。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年8月22日
- 読了日 : 2016年8月21日
- 本棚登録日 : 2016年8月21日
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