真実の問題 世界探偵小説全集 (33)

  • 国書刊行会 (2001年1月1日発売)
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感想 : 3
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外国の法廷ミステリはやたらと面白いねぇ。しかもこれは普通のものと逆。マローンみたいのとも違う。被告が弁護士で、自分の弁護を自分でやってしまうと言う、しかも巧みな法廷戦術で無実を勝ち取ってしまうと言うある意味とんでもない展開。特に法廷に入ってからは検察側の証拠、証言を次々にひっくり返していくその手際と展開の妙に惚れ惚れ。イヤー。面白かった。最後にはちょっとした油断から出たミスからの不信を暗示して終わると言うのも良かった。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2005年2月4日
本棚登録日 : 2005年2月4日

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