もっともわかりやすい ゲーム理論

著者 :
  • 日本実業出版社 (2008年6月19日発売)
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本棚登録 : 109
感想 : 9
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市内図書館にて貸し出し(地下)。

タイトルに惹かれた。経済学の理論に興味があったので読んでみた。
大半は普通に考えれば分かるようなこと。わざわざ図に描いたり名前付けなくてもいいんじゃない?ってレベルのこと。

・囚人のジレンマ(p74)←これが知りたかった。2人の囚人に「一方が黙秘で他方が自白した場合、自白者は無罪、黙秘者は一番重い刑。二人とも黙秘ならこそ泥として懲役1年、二人とも自白なら強盗として懲役7年」と言う。囚人はどうしたらいいか。ウィン・ウィンができない状態。

・繰り返しゲーム(P98)←インパクト次点。同じことを繰り返し行う場合、裏切るよりも協調しあったほうがお互いの利益が大きい。起源がある場合はその直前に裏切ると最大の利得を得られる。

・コミットメント(P146)←これが最大のインパクト。「自分の行動を宣言することで、相手の選択肢も狭め、結果として自分に都合のよい選択肢を相手に取らせる方法」。戦国の例は変(Aがコミットメントしなくても、そもそもBにとって戦うより退却のほうが利得が大きくなってるもん)だから、実際に巧くいく例が見たい。

ほか色々。抜粋コピー保管。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学問
感想投稿日 : 2011年4月1日
読了日 : 2011年3月27日
本棚登録日 : 2011年4月1日

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