ゲッツ板谷という存在とは1ミリも関わりのない場所に本人が出向き、周囲の雰囲気やライターとしての常識に流されることなく、あざやかにトラッシュトークを決めていく本。
全体的に一本調子ではあるが、ところどころ笑えるポイントがある。俺はのっけの目次で笑ってしまった。第3章において「話し方教室修了式に潜入」とある。「話し方教室」を受講するのではなく、いきなり修了式に出ていることに心を掴まれてしまった。
全体的に、いきなりなんの縁もゆかりもないところに連れて行かれて、戸惑いながらもそれを鑑賞して、素直な感想をとっぴな比喩で述べていく。そして、批評の対象も「中谷彰宏」や「新撰組フェスタ」など、どれも胡散臭いものばかり。ちょこちょtこ褒めているものもあるが、ほとんど否定しています。
忙しい時間を割いて、629円を払って読む価値があるかと聞かれると困るが、面白いですよ。
こんな風貌の人がいきなり来たら、会場にいる多くの人が怖い思いをしていることでしょうねぇ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年3月20日
- 読了日 : 2011年3月20日
- 本棚登録日 : 2011年3月20日
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