曹操: 魏の曹一族 (上巻) (中公文庫 ち 3-31)

著者 :
  • 中央公論新社 (2001年3月25日発売)
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上下巻

陳舜臣の三国志もの、「諸葛孔明」を読んだのは中学生のときか?
「諸葛孔明」は、兄・諸葛謹との関係性について特に重点をおいた作品だったが、「曹操」も父、息子の丕、植、そして従姉妹の紅珠といった身内との関係性を重点的に描かれている。

曹操の合理性を尊ぶ人間性も垣間見えるが、陶謙、孔融に対して発露した残忍性のようなものがどのように生まれたのか、曹操という人物像がいまひとつ、自分の中で像を結んでいない感があるままに読了。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年6月16日
読了日 : 2012年6月16日
本棚登録日 : 2012年6月16日

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