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内容(「BOOK」データベースより)
『妊娠中のもぐらと一緒に写真をとったり、町内の縄文人街を散歩したり、子供たちを折りたたんで押入れにしまったり、中くらいの災難に見舞われ一時乳房等の数が二倍になったり。奇想天外でヘンテコで不気味な出来ごとが、次々と繰りだされる日常を、ごく淡々と送る女性の、ユーモラスな春夏秋冬。一足踏みいれたらきっととりこになる、とっぷりと心地よい「椰子・椰子」ワンダーランド。』
冒頭
『一月一日 曇
もぐらと一緒に写真をとる。もぐらの全身を見るのは初めてである。あんがい大きい。写真をとるために直立してもらう。小学六年生くらいの背丈で、顔も、どことなく人間じみている。』
『椰子・椰子(やし・やし)』
著者:川上 弘美(かわかみ ひろみ)
出版社 : 新潮社
文庫 : 132ページ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
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- 感想投稿日 : 2021年12月27日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2021年12月27日
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