聖者は海に還る (幻冬舎文庫 や 15-6)

著者 :
  • 幻冬舎 (2008年4月10日発売)
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内容(「BOOK」データベースより)
『ある中高一貫の進学校で生徒が教師を射殺して自殺した。事件の再発防止と生徒の動揺を抑えるため招聘された心の専門家・比留間。彼は教師と生徒の個を失わせることで校内に平穏をもたらす。だがその比留間の奥には、かつて眠らされた邪心が存在し…。『嫌われ松子の一生』の著者が“心の救済”の意義とそこに隠された危険性を問う衝撃作。』

冒頭
『「あの子の心を、治してください」
その女性が、膝で両拳を握った。
三十八歳という年の割に、肌はきれいだった。プロポーションも悪くない。顎にも贅肉がなく、すっきりしている。
「わたし、もう、怖くて…」』


『聖者は海に還る』
著者:山田 宗樹(やまだ むねき)
出版社 ‏: ‎幻冬舎
文庫 ‏: ‎469ページ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年10月19日
読了日 : 2021年10月19日
本棚登録日 : 2021年10月19日

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