骨狩りのとき

  • 作品社 (2010年12月25日発売)
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感想 : 5

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『1937年、ドミニカ。姉妹同様に育った女主人には双子が産まれ、愛する男との結婚も間近。ささやかな充足に包まれて日々を暮らす彼女に訪れた、運命のとき。全米注目のハイチ系気鋭女性作家による傑作長篇。
【アメリカン・ブックアワード受賞作!】

ハイチとドミニカ共和国の間に一本の川があり、そこには多くの死者の霊が眠っています。(…)川を訪れている間、私は彼らのために深く悲しみました。今もまだ悲しみ続けています。私は、虐殺の川を生き延びたすべての人びとのために、ハイチ人の首を切り落としたナタと切り落とされた頭を数えた指に苦しめられたすべての人びとのために、深く悲しみました。けれども、川の魂の子どもたちに会って、私は希望を取り戻しました。洗濯をしていた女の人、ラバを連れた男の人、水浴びをしていた少年たち、兵士たち、そして本書の登場人物たちさえ、皆が、私の愛と激しい怒りを呼び起こしてくれただけではなく、私の心の最も深いところで、共同体(コミュニティ)と人間であること(ヒューマニティ)の意味を明らかにするようにと促し続けています。連帯と親近感のなかで、彼らの物語と本書が、皆さんの心にも何かを語りかけてくれることを願っています。――「日本の読者への手紙」より』(『作品社』サイトより▽)
https://sakuhinsha.com/oversea/23084.html

原書名:『The Farming of Bones』
著者:エドウィージ・ダンティカ (Edwidge Danticat)
訳者:佐川愛子
出版社 ‏: ‎作品社
単行本 ‏: ‎332ページ

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月3日
本棚登録日 : 2021年11月3日

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