モモ: 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

  • 岩波書店 (1976年9月24日発売)
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18冊目『モモ』(ミヒャエル・エンデ 著、大島かおり 訳、1976年9月、岩波書店)
時間どろぼうの”灰色の男たち”にたったひとりで立ち向かう少女モモの活躍を描いた児童小説。
ファンタジーの体をとってはいるが、内容は強烈な風刺劇。日々に忙殺され心のゆとりを無くした現代人に対し警鐘が鳴らされている。
モモと街の人々との交流はとても可愛らしく、またロマンチックでもある。第一章に流れる豊かな幸福感には、それだけで涙腺が刺激されてしまった。

〈たとえおまえがなんであれ、ひかれ、ひかれ、小さな星よ!〉

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学
感想投稿日 : 2024年2月4日
読了日 : 2024年2月4日
本棚登録日 : 2024年1月23日

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