メイン・ディッシュ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2002年3月20日発売)
3.73
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本棚登録 : 1190
感想 : 168
3

小劇団「紅神楽」を主宰する女優・紅林ユリエ。
彼女のの恋人で同居人のミケさんは
料理の達人にして名探偵。
どんなに難しい事件でも、ミケさんは
とびきりの料理を作りながら、
鮮やかに解決してみせてくれるのだ。
ユーモラスで、ちょっとビターなミステリ連作集。

一度読んだ事があると思うのですが
読了記録がないんだよなぁ…と首を傾げつつも
面白くてもう一度読んでしまいました。
座付き脚本家の小杉さんがちょっと鬱陶しいですが
彼がいないと話がどんどん重暗くなって
しまうから必要ですかね…

二つの物語の交錯の仕方と言い
構成の上手い面白い本だなぁ~と
しみじみ思います。
色んな味の色んな雰囲気の料理が次々出てくる
コース料理のような…ぜいたくさ。
そして特別収録された短編のしめが
サービス精神旺盛で良いですね。
本好きにオススメしたい通好みの本。
料理がどれもおいしそうでお腹が空きます。
正体不明のフリッター食べてみたい…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年12月21日
読了日 : 2018年12月17日
本棚登録日 : 2018年12月17日

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