特に後半の、市ヶ谷の自衛隊に立てこもるシーンで、木刀を手に排除しようとする隊員と日本刀を持った三島との攻防の描写がいい。センテンスを短く、余計なことを言わず事実を並べているだけなのだが、スピード感と緊張感が伝わってくる。「文章読本」的なものにも、例として使えると思う。著者の人間性は(テレビで見たところ)大嫌いだが。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和書
- 感想投稿日 : 2017年4月18日
- 読了日 : 2017年4月18日
- 本棚登録日 : 2017年4月18日
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