天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-12)

著者 :
  • 早川書房 (2010年3月5日発売)
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感想 : 118
5

プラクティスの起源。
ただ、1巻と2巻で同じ言葉で呼ばれる存在になっていった過程を知るには、物語はまだ語ってはくれないです。

前半は冥王斑の脅威に、後半は千茅の決意と覚悟に圧倒される2巻。

2010年代の地球と2803のメニーメニーシープを繋げていくのでしょう、この先は。

物語の水面下で存在してゆくであろうダダー。狂言回しの彼?が活動を開始したのも、ここから。
データの世界で存在し続ける彼が、全ての観察者になるのか。

上がったテンションおさまらない。
さて3巻だ。


追記。
千茅と圭伍、イサリとカドム。この二者の関係性が似ていると感じます。互いに惹かれ合うけれど、結ばれることはない二者。結ばれることはなかった、か。
互いの境遇や、周囲の状況が影響しての結果だけど、感応している関係。
異端に寄り添おうとする圭伍とカドムに、印象を重ねてしまうのか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年2月3日
読了日 : 2019年2月3日
本棚登録日 : 2019年2月3日

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