眩談 (幽BOOKS)

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  • メディアファクトリー (2012年11月30日発売)
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本棚登録 : 433
感想 : 72
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トイレに眩む第一話。
あの汲み取り式トイレの、どうしようもない気持ち悪さ。
あの描写見事。経験者の感覚をあますところなく、伝えてくれてます。

あと、最後の話。
何が虚で、何が実なのか。誰にとって虚で、誰にとって実なのか。記録は実で、記憶が虚なのか。記録が虚で、記憶が実なのか。
乱暴にいうと、個人個人の知覚したもんが、実。それ以外は虚。
全ては、個人主観で決まること。

でいいですか。乱暴ですが。
そういう感覚が、京極夏彦の小説の伏流水なんでしょうね。読んだことあるの、少ないけれど。
この「」談シリーズだから、余計に思うのかもしれないです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年2月7日
読了日 : 2013年2月7日
本棚登録日 : 2013年2月7日

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