豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)

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感想 : 655
5

三島由紀夫の作品は、文章が美しい。
流麗な言葉の波に圧倒させられる。
読み手までをも、凛とさせられる。

だから、彼の作品は大好きだ。

4部作の第1章。
映画にもなったけど、やはり細かい描写を感じるなら原作が良い。

簡単に言ってしまえば、松枝清顕の性格が招いたゆえの結末だろう。
でも、それも蓼科の目論見だったのだろうが。

何度読み返しても素晴らしい作品だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年5月13日
読了日 : 2008年10月7日
本棚登録日 : 2013年5月13日

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