名もなき毒

著者 :
  • 幻冬舎 (2006年8月1日発売)
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心にとうぶん残りそうなお話し。

「毒」というだけあって、
青酸カリや土壌汚染の話しも絡んでるけど、
1番伝えたかった事は人の内にある「毒」。

この「毒」が1番恐ろしい。あらゆる事を起こしてしまうから。

誰でも人は他人と自分を比較して生きていく生き物だけど、
それを自分で解釈して理解して生きていかないといけない。

自分ばかりツライ思いをして、なんであの人ばっかり幸せなんだ!
って思う人は多いと思うけど、
そう見える人にだって、悲しい思いは沢山ある。

人は誰でも何かに「怒っている」。
それをぶつけるか、ぶつけないか。
他人を傷つけて言い訳が無い。
傷つければ傷つけるほど、自分が苦しくなるのに。

優しいだけじゃ生きていけない世の中が悲しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年5月13日
読了日 : 2007年9月27日
本棚登録日 : 2013年5月13日

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