スパイ小説だけれど、007並のアクション冒険譚ではない。どちらかというと、諜報機関組織の一員として、上司からの指示を受け部下を使い、情報収集や工作活動に勤しむ、ひとつひとつはほんの些細な出来事にも見える諜報員の日常が描かれている。
派手ではないからこそ、そして、細部の丁寧な描写と、主人公のアシェンデンの淡々とした任務遂行に、妙なリアル感がありました。
これくらいバイタリティがないと務まらないんだろうなと思う個性的な登場人物たちの様子も面白かったです。
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- 感想投稿日 : 2023年5月9日
- 読了日 : 2023年5月9日
- 本棚登録日 : 2023年5月9日
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