皆さんのレビューを読んでずっと前から『読みたい』に入っていた横道世之介。いつか、いつかと思っているうちに、完結編が出てしまった!遅ればせながら今から皆さんを追いかけまーす。
まず、世代がドンピシャで(はっきりと歳がバレる笑)全てに頷けて、すんなりとあの頃にタイムスリップできました。
今との一番の違いは、なんといってもスマホがないことですよね。待ち人が来なければ何時間でも待たなければならなかったあの日。電話をしたければ『◯◯さん、いらっしゃいますか?』とお母さんに取り継いでもらわなければいけないあの緊張。そして、公衆電話やコピーに並ぶとか、スマホがある今は絶対ないことばかり。
そして、いつも“暇“だと思っている大学生たち。一方で“忙しい“ことが何よりもステイタスだと思っている大学生たち。
何者かになりたいけれど、何をしたらいいのかさっぱり分からなくて、とりあえず誰かの真似をしていたあの4年間の日々。なんて無駄な4年間なんだろう、と思う。でも、その無駄こそが何かに繋がっていったりもするんですよね。そんな4年間のうちの1年間の横道世之介のお話。
大学生って、大人だけど社会人ではない。自由で特別な時間ですよね。あの時を思い出させてくれる一冊です。面白かった!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月28日
- 読了日 : 2023年7月28日
- 本棚登録日 : 2023年7月28日
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コメント 4件
土瓶さんのコメント
2023/07/28
こっとんさんのコメント
2023/07/29
土瓶さんのコメント
2023/07/29
こっとんさんのコメント
2023/07/29