アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)

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浅倉久志の訳。古典SF。

最終世界大戦後、生きた動物は希少で価値のあるものとされた。アンドロイド狩りのバウンティハンター(賞金稼ぎ)リックは、電気で動く模造品の羊、電気羊を飼っているが、模造品ではない本物の動物を飼いたがっていた。しかし本物の動物はどれも高価でリックには手が出ない。そんなとき、新型アンドロイドを狩る仕事が舞い込んできた。アンドロイド狩りの任務を遂行する中で、アンドロイドへの同情心や自分もまたアンドロイドなのではという疑惑が浮かんでくる。

物語中盤、リックを出し抜こうとするアンドロイドたちとのやりとりには夢中になった。誰が人間で誰がアンドロイドなのか、ハラハラしながら先へ進んだ。複雑でやや難しい内容だったが、訳本が苦手な自分でも楽しめた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年9月5日
読了日 : 2017年9月5日
本棚登録日 : 2017年9月5日

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