福家警部補が活躍する『倒叙ミステリ』の傑作、第3弾。
今回は、中短編3編のシリーズもの。
かつては元同人誌仲間で、今は雑誌社の営業部長に力を握られる漫画家。
先代組長の遺言により、組解散後も組員の面倒を見る元幹部。
決行直前の銀行強盗計画を知り、それを阻止するエンジニア夫婦。
それぞれ味のあるストーリーで、どれも興味深い内容になっています。
倒叙ミステリゆえ、犯人は最初から分かっていますが、なぜ福家警部補が、そこに至ったのかが読みどころ。
至る所に伏線があり、振り返って『なるほど』と、うなずかされます。
次回作にも期待。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年1月4日
- 読了日 : 2019年1月4日
- 本棚登録日 : 2018年12月27日
みんなの感想をみる